演奏会1か月前ゲネプロを行いました。全ての演奏曲を司会を入れて演奏し、舞台の出入り暗転のタイミングなども確認しました。準備や進行など担当の皆様はお疲れ様でした。このあと細かい補正も入りますが、演奏者は流れをしっかり把握して、6月の本番に臨みましょう。
そして肝心の演奏ですが、4月末の全曲通しと比べてどうだったでしょうか。それぞれに課題だった所は1か月の間にだいぶ克服できたかもしれませんね。
では一曲ごとの仕上がりはどうでしょうか。聴衆は細かいパーツの出来不出来を審査員のように聴くのではなく、ひとつの曲をひとつの物語として楽しむのです。わたしたち演奏者は、イメージが膨らむような豊かな音楽を表現できていたでしょうか。
普段の練習では、一曲ごとに時間をとって練習するので、その練習が終わる頃にはある程度上手に演奏できるようになります。でも、演奏会でそれぞれの曲を演奏するのは一回だけ。そして、うまくいってもいかなくても、すぐ次の曲に頭を切り替えなければなりません。
いくら練習でできていても、一回きりの本番その力を発揮するには、心の準備が必要です。
心が、その曲を演奏する状態になっていなければ、どんなに沢山練習して技術的に完璧だったとしても、本番で表現することはできないのです。ゲネプロで失敗のあった方は、そこをしっかりと意識して欲しいと思います。
まあでも、同じ間違えるなら、練習で間違えておいた方がいいですね!(自分含めて)どんまい!
- 植竹