2003年10月9日(木) 弘道保育園への訪問演奏

活動レポート

大谷さんの職場である弘道保育園に、去年に引き続き訪問演奏に行きました。
弘道保育園は0~5歳までの園児140名、職員40名強の創立33年の保育園です。 三年前に30周年の記念に保護者が作詞作曲して園歌になったのが「こどもだもんっ」だそうです。

メンバー
大谷、奥山、舘、高(春)、小林

曲目
鉄腕アトム
クラリネット壊しちゃった(園児の合唱と共に)
さんぽ
ミッキーマウスマーチ&ハイホー
チェチェコリ
こどもだもんっ(弘道保育園の園歌・園児と共に)

メンバーの感想

・大谷(フルート)

今年は、1・2歳の子ものりのりで自然に体を動かしていたほどでした。4・5歳の子は「もっと聞きたかった」と言う声が多かったです。終わった後には、5歳の子がつくったレイと絵を貰いました。8時五反野駅集合と朝早く大変だったと思います。しかし、子供も職員もアヴァン大喜びでした。

・奥山(クラリネット)

私は保育園演奏は2回目になる。
まだハイハイをしている赤ちゃんから、来春小学生になるチビッコたちが今年も私たちを待ってくれていた。

昨年は演奏中に子供達の様子をうかがうような余裕は無かった私だったが、今年はちらりと見ることができた。

正座したままぴょんぴょんはねてる子、固まってじーっと聞いている子、一緒に歌いだす子、中にはひざをついたまま踊っている子もいた。
どの子もかわいい!わが子の幼い時の姿とだぶって胸がキュンとなってしまった。

舘さんと私の「クラリネットをこわしちゃった」の演奏と、ぞうぐみさん(年長組)の歌の競演はちょっとどきどきした。
「ぱっきゃまーのーぱっきゃまらーのーぱおぱおぱんぱんぱん!おー・・・」
歌いにくい歌詞も大きな口で歌ってる。
元気な声に負けそうになった。

チェッコリでは、初めてタンバリンを手にした。タンバリンと言えども慣れない楽器なので力が入る。
‘がにまた’になっている自分の構えに気づき苦笑・・。
ふと隣のはるさんを横目で見たら、はるさんもクラベスを持って‘がにまた’になってた。しかも満面の笑顔!

チビッコたちと時を過ごすのは楽しい。
あっという間の時間だった。
今日のひと時がチビッコたちの思い出の片隅にでも残ってくれたら、と思った。

・舘(クラリネット)

弘道保育園での訪問演奏、行ってきました!
普段、小さいお子たちとまったく接する機会のない私は、かなり緊張していました。
ほんとうに子供たちにうけるのかしら・・・?
ホールで待つ子供たちに、盛大な拍手で迎えられ、ちょっとはずかしくて、まともに顔が上げられなかったけど、一番前の年少さんと目が合ってしまいました。
「かわいい~」
あっというまに、全曲終了(アンコールまでいただきました)。
最後にみんなで、園長先生とお話して帰りました。
園長先生の明るい人柄と、熱心な保育の姿勢に感動し、もちろん園児の歌声にも感動し、こころ温まる思いで帰ってきました。
しあわせな一日となりました。

・高(春)(テナーサックス)

出演前の空き時間に、園に用意して頂いた画用紙にトークのネタを仕込み、折り紙でそれぞれの名札をつくったりして、昨年同様、トーク満載のステージになりました。
演奏前は定期演奏会と同じくらいのレベルで緊張していましたが、はじまっちゃえばなんて事無く、喋りまくり、楽しく時が過ぎました。
演奏のお粗末さに子供達の気を引けているかどうか心配になったりして、演奏中も気が気でなく、子供達が楽しそうな顔をしているか譜面台の横からのぞいたりしてしまいます。
今回、パーカッションが参加してくれたので、特別企画として”チェチェコリ”を打楽器小物をみんなで分担し演奏しました。タンバリン、クラベス、ウッドブロック、スネア、トライアングル、シャイカーを皆、違うリズムで演奏し、ガーナ民謡チックなリズミカルな感じを醸し出そうと頑張りました。打楽器は子供達もよく使っているそうで、興味を持ってくれたようです。
こんな感じで時間は過ぎ、花の首飾りやら園児お手製のおみやげをいただいて終了しました。

・小林(パーカッション)

総勢100名の子ども(0~6才)と保育士さんたちに拍手で迎えられて入場。
気恥ずかしさと少しの緊張。
大谷さんや園長先生から「打楽器は、子どもたちが(今日の楽器の中で)唯一自分で経験している楽器だから、きっと『本物の音』にすごく喜ぶと思うの」などと事前に言われ、私にかなりのプレッシャーを抱えての演奏となりました。
途中の楽器紹介では、持っていった楽器を一つ一つ紹介していると、子どもも保育士さんも興味深げに反応してくれているのがダイレクトに伝わってきてうれしかったなぁ。子どもたちの目がキラキラしてました。
そして『クラリネットこわしちゃった』を一生懸命歌っているぞう組さん(年長組)の真剣な顔を見たらこっちの涙腺がついに緩みそうになり、ぐっと堪えた私です・・・。そして、そのぞう組さんが首飾りと絵をプレゼントしてくれたのですが、代表に選ばれた子どもらは自信に満ちて私たちのところまで持ってくるんだけど、いざ、手渡してくれる時になると恥ずかしそうにうつむいちゃったりして、それが何とも言えないかわいらしさで・・・。演奏を喜んでもらえるかなぁなんて思って行って、お粗末な演奏して、なのにその何倍も楽しませてもらってしまって、はぁ~、何しに行ったのかしらね。
弘道保育園のみなさん、幸福なひとときをありがとうございました!