2006年7月23日(日) 第18回定期演奏会

活動レポート

第18回定期演奏会も西新井文化ホール(ギャラクシティ)で開催。
今年も400人以上のお客さんが聴きにきて下さいました。

曲目

第1部
  音楽祭のプレリュード(A.リード)
  ストランド街のヘンデル(P.A.グレンジャー)
  ロンドン組曲(E.コーツ/Arr. G.ウィリアムス指揮:石川和彦)
第2部
  ジャパニーズグラフティー G.S.コレクション
  日本の情景「夏」
  ジャパニーズグラフティーⅩ 時代劇絵巻
第3部
  アルメニアンダンスPart1、Part2(A.リード)
アンコール
  目覚めよ、と呼ぶ声あり(J.S.BACH)

メンバーの感想

・向井(フルート)

 2002年に入団した私は、アヴァンでの定演は今年で5回目です。
毎年の定演それぞれがひとつひとつ思い出深いのですが、 今回の定演は私にとっては今までと違った特別なものとなりました。 というのは、妊娠6ヶ月で本番の日ををむかえることになったからです。
妊娠がわかった当初は、自分では当然例年のように練習に参加して 本番を迎えるつもりでいました。
でも、そのうちつわりが始まり、体調も安定せず合宿不参加。
本格的に練習に参加できるようになったのは6月に入ってからだったと 思います。
他の団員が積み重ねて来てだんだんと形になりつつある音楽を、 練習不足の私が壊してしまうのではないかと不安もありましたし、 つわりが終わってからもなんとなく疲れやすい自分の体力も心配でした。
そんな私を練習中も本番当日もずっと支えてくれたのは、 アヴァンのメンバーたちでした。 特にフルートパートの仲間には感謝しています。
おなかの子もいっしょに無事に本番を終えられて、今とてもほっとしています。
4年前にアヴァンに入団し、その後アヴァンでで出会った夫と結婚。
そして今は、夫と私とおなかの子も一緒にステージに居ると思うと不思議な気分でし た。
それに、面白かったのは、練習中も本番中も、なぜか時代劇とアルメニアンダンスの ときは 胎動が激しくなったことです。
たくさんの出会いを私に与えてくれたアヴァンに感謝しています。
出産育児のためしばらくアヴァンをお休みするのがとても寂しいです。
なるべく早く復帰したいです。

そしてアヴァンが早く託児所付きの楽団になることを願っています。

・佐藤(指揮者、サックス)

 私たちアヴァンプルミエにとって、年に一度の最大のイベントである定期演奏会が、今年も無事に(?)終わりました。
プログラムを見て、しみじみと感じましたが、もう18回目になるんですね。
しみじみと言えば、アヴァンプルミエ誕生の時から今まで、練習場としてお世話になってきた西新井大師前の青少年センターとも、 今年はお別れをしなくてはなりませんでした。小さな第2音楽室で、5、6人で練習したことなど、昔のことをついつい思い出してしまいます。
新しい練習場で慣れないことなどもあり、大変なこともありましたが、精一杯取り組み、 たくさんの方々に聴いていただくこともできて、本当に良かったと思っています。
今年の演奏会で取り上げた「音楽祭のプレリュード」や「アルメニアンダンス」、 「ロンドン組曲」の「ナイツブリッジ」などは、前にも演奏会等で演奏したことのある曲でしたが、 改めて挑戦してみると、また新鮮な感動を得ることができました。

ただ、一つだけ心残りなのは、「2部の衣装、悪代官じゃなくて、裃と長袴を着けたかった。」

・目崎(コントラバス)

 自分にとっては、今年で3回目となる定期演奏会。しかも今回が一番練習をした演奏会でもあります。
今回の演奏会では、はじめての仮装?にチャレンジしました。祭り野郎に変装したつもりでしたが、なぜか魚屋の兄ちゃんに見えるようで。。。
演奏のほうは、非常に充実した曲目でとっても大満足。アルメニアンダンスが終わった瞬間、 すべてをやり遂げた自分にちょっと涙してしまいました。
って、もうひとつ今回はじめてがんばったこと。それはプレコンサートです。
アンサンブルではおなじみ?の「BABAB+RYU」ですが、今年は定期演奏会でもお披露目をしました。 なんといってもアンサンブルのときとはホールの規模も、曲の難易度も違いましたから、とっても緊張しました。 聴いてくださった方からは、よかったって感想をいただいたので、一安心です。

来年も、仮装にアンサンブルに。そして、美しい(?)コントラバスの音色をみなさんにお届けしたいと思います。

・角田(パーカッション)

 会場に足を運んでくださったお客様、お手伝いしてくださったスタッフさん、 練習時からの無理な要求にも応えてくださったエキストラさん、すべてのみなさんに感謝を捧げます。
一月のアンサンブルコンサートではおなじみの「BABAB+Ryu」、定期演奏会には初登場です。
今回は開演前にステージ上での演奏というオファーをいただきました。鍵盤打楽器とコントラバスで、 演じますのは「くるみ割り人形」です。前回ご好評をいただいた「こんぺいとうの精の踊り」に、「 トレパック(ロシアの踊り)」をカップリングしました。本編では敢えて封印したK嬢のタンバリンをお聴かせしたくての選曲です。
やはりホールのステージは残響感がたまりません!音のバランスなど課題も残りますが、開演前の雰囲気にリラックスして演奏できました。 練習の度にまるで小学生のような成長ぶりを見せてくれたY嬢、スタジオでもファミレスでも 甲斐甲斐しくおねーさん達の面倒をみてくれた影のバンマスRくん、直前の“ミッションインポッシブル” を冷や汗かきかき成功させてくれたT…。毎度ながらメンバーに感謝です。
今回はもう一つ、私に与えられた重要な使命がありました。え!?お前の勝手な思い込みだろって? いえいえそんなことはございません。“フツーの顔して変なことしてる感じ”という企画演出のMちゃんからのお題通り 、二部ではフツーに“町娘”として早変わり…。一週間前から「着付け・かつら装着・襷掛け」の練習をしました。 その甲斐あってか、いやぁ、楽しかった~!私を見るみんなの驚きと絶句とちょっとあきれのまじった笑い顔が・・・。
コスプレの快楽の虜になりそうです。え!?もう十分なってるだろって?バレてます?来年もがんばりますので、みなさんどうぞお楽しみに。